本作は国際批評家連盟賞やクリスタップス賞(ラトビア最大の映画賞)をはじめとする14の映画賞を受賞し、2014年の米国アカデミー賞の外国語映画部門にラトビア代表として推薦された。

 また、映画評論家の評価を集めた映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では20人の批評家全員が肯定的に評価し、世界最大の映画データベースサイト「Internet Movie Database」のユーザーレビューでも7.6/10という高得点をマークするなど、批評家・一般の双方から非常に高い評価を受けている(上記評価はいずれも2016年8月現在)。


「ロックス・イン・マイ・ポケッツ」でバウマネ監督は、自らの家系に起こった出来事を介して、「うつ病」という現象の深層をこじ開けている。全ての物語は容赦なき知性と、病的なアイロニーと、辛辣なユーモアで語られている。(ニューヨーク・タイムス評)


大変に複雑で高密度な作品だ。本作は皮肉・ユーモア・入れ子構造の物語で満ち満ちている。創造的で圧倒的で、極めて個人的だ。(バラエティー評)

リアルな模型のセットと2Dの手描きアニメーションが見事に融合している。この映画は滅多に語られることのない奇妙な思想について語っている。(ハリウッド・レポーター評)